Home » 施設 » デイサービスの「おやつ」の話 その2

以前に、デイサービスでのおやつの時間の人間模様について書かせていただきました。
今日は、おやつの中身のお話を書きたいと思います。

 

その1でも書きましたが、私のデイサービスのおやつは、ちょっとしたおまんじゅうやミニケーキが1つずつ配られ、テーブルの真ん中にあられやおせんべいの大皿が置かれて、そちらは各自好きなように取っていただく感じでした。

 

と言っても、歯が数本しか無い方や入れ歯が合っていない方もいらっしゃるので、あまり堅いものは出せません。
しょっぱい味のひなあられのようなあられとか、サクサクした軽いえびせんべいとかが多かったです。
でも、意外なことにスナック菓子も人気でした。

 

あまり好まれないイメージを勝手に持っていたのですが、普段どんなお菓子を買われるかお聞きしてみたところ、ご自分でスーパーに行かれるような方は結構スナック菓子も買われるそうでした。

 

あまり変わった風味のものは好まれない方が多いようでしたが、
塩味やのり塩味のポテトチップとか、えび味のスナックとか、あと、えんどう豆味のスナック菓子が珍しい(本当は珍しいものではないですけど)と言われて喜ばれました。

 

ご自宅であまりスナック菓子を食べることがない方は、
その美味しさに驚いて「孫にも教えてあげたいから持って帰る!!」とティッシュに包んで持って帰ろうとされたりするので、「お孫さんは絶対食べてるはずですから~」とお止めしたり…(お菓子の油がお洋服についてしまったり、衛生的にもあまり良くないので)

 

「でもせめてお菓子の名前だけ書いて」と頼まれてメモを書いて差し上げたりしました。

 

ある認知症の男性の方は、以前から大好きだったというお菓子がありました。

甘辛いしょうゆ味で刻んだのりがまぶしてある“浮き千鳥”という名前のおかき(あられ?)です。

外側はちょっとだけ堅いのですが、中はサクサクふわっとしたお菓子です。

もう歯が抜けてしまってお家であまり食べることがなくなってしまって、もう忘れてしまったかもしれないけれど、昔はしょっちゅう食べていたらしいと聞いたので、ある日おやつの時間に大皿に載せてお出ししてみました。

「おお~」と言って(失語があり、あまり言葉は話せない方なのですが)嬉しそうにそのお菓子をつかみ、ぽいっとお口の中へ。

あまりの早さにびっくりしました。

さすがに歯がほとんどないので、そのあとはもごもご…

「堅かったら出してください」と言いましたが、首を振って、溶けていくまで楽しんで食べて下さっていました。

 

高齢の方でも、新しいものを美味しいと思われる感覚があり、また長年慣れ親しんだ食べ物を“目で見て美味しいと感じ”食べて美味しいと感じて下さることを、「おやつの時間」は気づかせてくれました。

 

楽しい発見が沢山ある「おやつの時間」

そんな明日のおやつの時間に何をお出ししようか、買いに行って選ぶのも私のちょっとした楽しみでした。

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この記事を書いた人

鈴木 奈津子先生

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