Home » 人間関係 » 車いすの使い方、知らないとこんな場面で困ります

先日、友人の母親の病院受診の付き添いをする機会がありました。

運転手兼友人が手続きをする間の見守りみたいな感じです。

 

最近の総合病院はずいぶん先進的で、私は初めて見る電子案内や予約会計システムにびっくりしたのですが、今日お話ししたいのは別の話です。

 

そもそも今回の受診にあたって、友人から相談されたのが、“母親の歩行が不安定であまり歩けないので、バスに乗って出かけるのが不安だから車を出してもらいたい。それから病院内でも車いすが借りられないか病院に着いたら聞きに行かないといけないからその間見守っていてほしい”ということでした。

 

車を出すのは構わなかったのですが、車いすは病院の玄関前には大抵置いてあるから自由に使えるはずですよと言ったら、そういうものなの!?という反応でした。

それまで車いすなどは全く必要がなかったので、目にも入らなかったようです。

案の定、病院に着いたらその病院の玄関前にはこれでもかというくらい車いすがずらりと待機していました。

 

それで、車いすを広げて、友人の母に座っていただきましたが、使ったことがないためか足を乗せる台(フットサポートと言います)の使い方がわからないようでした。

なんとか足を乗せて、友人にバトンタッチ・・・と思いきや、今度は1センチの段差が越えられません。

 

車いすを使える方は当然ご存じだと思いますが、車いす後方のティッピングレバーという場所を足で押さえて前輪を持ち上げればちょっとした段差は簡単に越えられますが、知らないと1センチの段差でも引っかかって、押す方も力が必要ですし、乗っている方にもかなりの衝撃がかかります。

こうやって段差は越えるんですよ、と実演したところ、友人からさすがだ!!と驚かれてしまいました。

 

 

介護の仕事をしていれば車いすの扱い一つをとっても当たり前で困りもしないようなことですが、全く使ったことのない人にとってはこういうことがものすごく困ることになるのだと、改めて感じました。

そして、時にそれは“家族が具合が悪い時に病院に連れて行かなければいけない”というような、ただでさえ不安な場面において、さらにその知識のなさが不安を増してしまうということです。

 

初任者研修は介護職として働く上での介護の基本の研修ですが、家族の介護に役立てたり、今回みたいな介護まで行かなくてもちょっとした時に困らない身近な技術を身に着けるのにも役立つ情報が沢山あると思います。

今現在困っていなくても、初任者研修の介護技術は身に着けておくと、いつかどこかできっと役に立つのではないかと今回の友人とのやりとりから思いました。

 

ちなみにこの友人の母は、友人が手をひいて歩こうとするととても怖がって不安定です。でも、私が手を出すとすぐに手を握ってくださり、安定して歩くことができます。友人はそれを見て驚いていました。

車いすの次は、上手な手びきの仕方を友人に伝えたいと思っています。

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この記事を書いた人

鈴木 奈津子先生

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